野草を生活に生かす講座開催しました

南丹市日吉町 森の学舎五ヶ荘にて、趣味の薬草採取を生かして、
「暮らしと薬草 1月」と題して、薬草茶の飲み比べ会の講師に呼んでいただきました。
30枚ほどのスライドを使い、
主に、冬に見られる身近な薬草と、冬におすすめの野草茶のご紹介です。
2年半以上、毎日草を見ながら歩いているので、
この地域でどの季節にどんな草が生え、どんな薬効があるのか
ずいぶんと分かる様になりました。
もし自分が病気にならなければ、もし、私が犬嫌いのままで散歩にもいかなければ
こんな楽しくて役に立つ趣味に巡り合っていないと思うと
全てに意味があるなあと、田舎暮らしにも犬にも主人にも感謝です。

まずは、ウェルカムドリンクに、無農薬のほうじ茶。そして枇杷の葉茶です。
1月7日の記憶も新しいので、「春の七草」について解説しました。
本当に、1月7日に、七草すべて採取できるのか?
去年に引き続き、今年も採取に行ったことや、
スーパーで売っているパックの七草と野生の七草の比較。
味や薬効のレポートも楽しんでいただけた様です。

そして冬に体を整えるための身近な薬草と、その採取時期、加工の方法など。
みなさんには、聞いていただきながら、ストーブの上で土瓶でわかした
柿の葉茶をお出ししました。
そして、エイジングケアにもなるメヒシバ茶と、苦味健胃の代表・センブリ茶。
京都新聞の記者の方が、イベントの始まりから終わりまで参加くださいましたが
後日の京都新聞の記事に「苦味のあまり笑い出す人もいた」とあり、
何度読んでも上手だなあと面白いです。

苦味の強いセンブリ茶の後は、口直しに、風邪の引き始めに飲んで欲しい
梅醤番茶を用意しました。もちろん、無添加の梅干しが良いのはいうまでもありませんが
熱いお茶を注ぐ前に梅干しに一滴たらす醤油にも工夫をしました。
今回は、秋口にできる紫蘇の実の醤油漬けを使いました。
これで香りもよくなりますし、梅干と紫蘇の実ですから合わないわけはありません。
梅干しを濃いめの熱いお番茶で崩しながら飲んでいただきました。

参加者のみなさんには、好き放題話しているだけの私ですが
面白かったと言って喜んでいただきました。
本当にありがたいです。何時間でも喋れるほど好きなことがあることは
とっても幸せです。
参加者の方には、採取時期を記した薬草の薬効早見表と、
オリジナルの薬草カレンダーをお持ち帰りいただきました。

このような素人に、講師の機会を与えてくださいました
住みよいむらづくり協議会のスタッフの皆様には、心より感謝です。

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