まちの歴史・文化、今残さないと!

正直いうと、結構焦っています。

おじいさんから聴いた山のこと、おばあさんから教えてもらった生活の知恵。
仕事をリタイアして生活にゆとりができると、自然回帰的に自分や地域のルーツ、
これからのわが町のことを考えるようになったと、地域のブックデザインのお仕事を通じて
多くの方からおうかがいしてきました。お話を聴けば聴くほど思うのです。
早く、一刻も早く、次世代に伝えていく準備をしないと!

私にできるのは、デザインでそのお手伝いをすることです。
暖かみを表現するため、手書きイラストと併用することもできます。

平屋10年構想冊子
山野草ブック

地域の魅力は、伝えないと伝わらない!

「今のうちに、自分が見聞きして知っていることや調べたことを残しておかないと、もうわからなくなってしまう!」
そして「伝えるべき人が、地域にいなくなってしまう」そんなことをよくお聴きしてきました。
移動手段があるので昔のように地域で生業をつくるのが難しくもなってきました。
けれど、そこで生まれ育った子供が地域に残り、活き活きとして地域が活気付き、
また人が集まってくる・・・そんなことが起こっている地域もあります。
「何を残して、新しいものと融合できるか」という観点は、「自分の地域らしさ」を住民が共有できてこそ生まれます。
また、地域のあらゆる冊子を作る中で
「改めて地域に目を向けたことで、何もないと思っていた自分の地域に誇りがもてた」
「こんなに地域資源がたくさんあると、初めて知った」「もっと地域のことを知りたくなった」

地域のことは、昔のことではありません。
未来へのエネルギーだと、私もたくさん気づかせていただきました。
これを次世代に伝えないなんて、もったいないと思いませんか?

その地域固有の風土や気候、食べ物、文化、時として「しんどさ」

近年、youtubeでも甘酒や味噌など、発酵食品の作り方の動画がたくさんあるのは、
「やっぱり自分は日本人!」「どうせなら、ちゃんと自分で作りたい」
そういう傾向に変化している人が多くいるからだと思います。

お母さんが、おばあちゃんと住んでいれば、これは自然と自分の地域風土に合った
作り方を自然にマスターできるのですが、情報としてネットで拾えるものは
そうではない事が多いのも事実です。地域によって、作り方や材料が違うのには
みんな理由があって、その地域の強みや弱みがそこに凝縮されているはずです。
水に困った地域、日照りに悩んだ地域、だからこそ生まれた地域性。
そういうものを知る事で、今の人ならそれをどう解決し、うまく生かしてくれると思うと
地域の夢がひろがります!

*現在のところ、京都府内のご依頼に限らせていただきます。

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