Apple公式下取り手順と雑感(2021〜22年、iMacの場合)

情報がほとんどないMac下取りの流れについて

iMac下取りタイトル

2016年から愛用していたiMacを、とうとう買替えることになりました。
ありがたいことに、Appleが公式で新規購入時に現行使用しているApple製品を「下取り」、キャッシュバックしてくれるというシステムを利用させてもらいました。早速、購入前に下取りの見積りをすると、なんと24000円!購入のクレジットカードへの返金とApplestoreで使える金券のどちらかで選べる様です。
中古市場に出すのはセキュリティ上抵抗もあるし、かといって買替えの度に占有スペースも結構。。。苦楽をともにした子なので泣く泣くですが。。。
これは相当に利用されているに違いないと思ったので、即断で申し込み。
新しいiMacが到着してから2週間以内の期日内で集荷依頼をして、その間に下取りに出す製品の各種設定解除とクリーンインストールをしておけば良いとのAppleのサイトの指示通り準備をしていたものの。。。

クリーンインストール(工場出荷時状態に戻す作業)については色んな方が情報を上げてくださっている(のでここでは触れません)けど
その後の手順についての情報がほとんど出てこないので、記しておきます。


ただし、これも仕様は変わる可能性があるので不安な方はAppleの公式サポートに電話でのご確認をおすすめしておきます。すでに、アップルのサポートコミュニティで読める情報すら、現状に一致したものが見つかりませんでした。
(読者さまの情報提供により、2022年8月現在も同じ方法で下取りをしてくれる様です。)

*タイトルに記している通り、この記事は2021年5月現在、iMacをApple公式の下取りに出す場合の情報です。

1.購入時に下取りを申し込む

これは、Appleのサイト、電話からの申し込みをした場合と、Appleストアでの購入時のみの特典だそうです。Appleさんの回し者ではないのですが、時に応じて量販店では見られないような割引がある場合も。(これも、購入時にサイト内をよく見る必要があります)
今回は私もその恩恵を受け、およそ1割引で新Macの購入もできたので、下取りと合わせると(量販店で買うより)5万円ちょっとくらい安くなったことになります。
ちなみに、査定額が見積もりより下がってキャッシュバックされるということは、割とあるようなので、この辺はまた追記します。(追記は記事の中ほど)

Apple公式サイトで、製品購入のボタンの近くにこんな感じで表示が出ていると思うので、
下取りに出したいMacの情報を見ながら調べてみると、おおよその金額が提示されます。
私の場合は、他の中古買取の業者に比べて金額が良かったのと安全性で即決しました。

2,メールが届いたら、集荷予約をする

愛用していたMacを手放すのは、いかなる理由であろうと辛いものです。できるだけ先延ばしにしたいという気持ちから、メールが来てもなかなか集荷の日程が決められず。。。
仕事の兼ね合いにバックアップやクリーンインストールにかかる時間を考えると、猶予期間ギリギリの集荷になりました。結果、Appleさんからは、3日おきに3回ほど、「集荷予約をしないと下取りがキャンセルになります」というメールが届きました。メールに記載されているURLからでも、Apple公式サイトの注文履歴からでも、iphoneのstoreアプリからでも、簡単にアクセスできる様に設計されています。
ただし、この気楽なアクセスとは裏腹に、予約は結構面倒です。
まず、身分証明書を2種類用意します。
保険証を使う場合は、あらかじめ記載された記号番号などが隠れる様な処理をしておく様に警告があります。カードに小さい付箋などを貼ってスキャンすると良いでしょう。本人確認が必要なのは分かるのですが、ちょっと心折れそうですよね。。。でも安心はできます。
運転免許証やパスポート、住民票、保険証などの選択肢から2種類を任意に選び、その表裏の写真(スキャン画像)をフォームから添付します。連絡先等と、集荷に来て欲しい日、時間帯を設定して、完了させます。

予約前日に、SMSで集荷時間のお知らせがあるとのことです。

すると、Appleからの脅迫メールもピタリと止まります(笑)しかし、その後完了メールがくるでなし、本当に集荷に来てくれるのか逆に不安になります。ストーカーか何かの手口でしょうか。。。^^;
来るのは、クロネコヤマトのようです(笑)

3.メール(Apple公式サイト)の手順に従いMacの初期化

これは、結構情報も豊富に見られました。Apple公式サイト「下取りの準備をしておく」というページにある情報だけでも、Macによほどの故障や不具合がなければクリーンインストールはできると思います。ただし、条件によっては(通信状態など;)一晩かかると見積もっておく方が良いです。
Macのデータ消去自体は意外と早く、10分とかからなかったです。
OS(私の場合は10.14.6)を再インストールするのにおよそ8〜9時間かかっています。
それが終わればアナウンスに従い、そのままシステムを終了(コマンドQ→システム終了)し、集荷準備は完了です。

*工場出荷時状態に戻す、とは言っても「購入時」からインストールされているOSもアップグレードされている場合がほとんどかと思います。
私の場合、内蔵ハードディスクをデスクトップに表示させていたのを忘れていて、
HDの名称まで変更させていたのでこれがOSの再インストールで戻るのかが不安になり、
Appleさんに電話で聞きました。一度OS再インストールしてしまうと、設定を何かしらしないと状態の確認はできないので、どうしようかと内心焦りましたが、Appleさんからの回答は、支障なく戻るとの事でしたので、信じたいと思います。(もしかしたら、査定が下がるかも;)
*2021年6月追記* 下取り額は査定額同様、24000円でした!(iMacの状況は、2015年Late、HDはかなり劣化していたと思われますが、起動に支障はなかったです。外観も大きな傷はないものの、特に保護もしてなかったので、アルミに小傷はいくつか。)

4.集荷される準備をする

ここからの情報が全くなく、本当に困ったのです。前置きが長くてすみません!
「Apple 下取り Mac 手順」などで検索しても、ずいぶん前の記事だったり、OSの再インストールやバックアップの方法、
iPhoneの下取り情報だったりと。。。下取りなんて、人生でそう何度もしませんので
調べた結果、

1.iMac本体から電源コードを引き抜く
2.予約時間にクロネコの人がやってくる
3.証明書をもらい、iMacの本体のみを渡し、クロネコさんのパッキング作業を見ながら愛Macに最後の別れを告げる

以上です。
前日なりに梱包資材が送られてくるでもなく、ブツを手渡しです。

iMac専用ケース
クロネコさんが持ってきたiMac専用ケース

ここで特記しておきたいことは3つ。

*付属品はおろか、電源コードも返送不要である
つまり、マウスとキーボードは所有したまま再利用が可能です。これは、Appleの公式サイトにもメールにも明記されていません!それらしいニュアンスは文中にありますが、電話問合せで判明しました。ちなみに、Apple側は、同梱されている付属品は再利用せず一律廃棄するそうですので、遠慮なく手元に残しましょう。ちなみに、これが判明したのが、集荷30分前でした。。。ちゃんとどこかに書いといてほしい。。。
Bluetooth接続機器は接続解除が必要かと思いますが、早々にMacちゃんの記憶がある間に解除してしまうと最終のクリーンインストールができません・・・で、Appleのサイトには何か別の機器をつないで解除しときましょう、みたいに書いてありますが結果クリーンインストール後にその辺の設定も無効になるので不要みたいです。(実際、マウスはMacbookproで、キーボードはiphoneでもipadでも問題なく接続できてます)


*自分では梱包しないで業者さんにパッキングもお任せする
iMacを業者さんが来た時にすぐにパッキングしてもらえる場所に移動しておく必要があるということです。万が一、その時間に留守になる場合は、確実な日時変更が必要です。
梱包を他人に託すので、悲しみはやや、和らいだ気がします。救われました(涙)それにしても、仰々しい箱です。。。

*あれ?前日にSMSなんて来てなくね??
なんと、集荷がすっかり終わり感傷にひたっている頃に、呑気に『明日●月●日(日付は今日!!)の●時から●時に集荷にうかがいます』
みたいなSMSが来て、なにかのいたずらかと思ってとっさに削除してしまいまいした。。。時差?誰??てか終わってますけど;

*まとめ*

*Apple公式下取りは、見積もり額面は割りと良い。ただし減額もよくある。(私の場合は査定額で下取り)
*下取りには身分証明が2種類、写真添付で必要になる。抵抗がある場合は注意が必要。
*集荷日前日に予約時間の確認SMSが連絡先の電話番号あてに送られて(私には当日の終了時間以降に)来る。
*新しいApple製品購入特典の下取りなので、新しい製品が届いて2週間以内に下取りを完了させないとキャンセルになる。
*Appleに返送すべきは本体のみ。電源コード、マウス、キーボードは手元に残すべし。
*下取りの集荷予約が完了した後、当日までに確実に初期化し、本体のみ業者に渡せる準備をしておくべし。
*Mac専用の厳重な集荷ボックスを当日の予約時間に配送員さんが持ってこられるので本体をお渡ししてお任せするべし。
*少しでも不明な所があれば、Appleさんに電話確認をすると親切に教えてくれて、間違いがない。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。どなたかのお役に立てば幸いです。

Apple公式下取り手順と雑感(2021〜22年、iMacの場合)” に対して8件のコメントがあります。

  1. Appleってほんとに何かと・・・ より:

    下取りの集荷の具体的な段取り、大変参考になりました。「何もしないでいい」なら、そうと始めに言っておいてくれ!ですよね。ありがとうございました。

    1. コメントありがとうございます!もっと簡素にまとめたらよかったのに、最後まで読んでいただきありがとうざいました!割と、方針や方法がコロコロ変わるのかもしれないですね。お役にたてて良かったです!

  2. いぬっち より:

    通りすがりです。22年春も、レポートの通りの回収でした。iMacのTrade in情報は皆無でしたので、大変助かりました。ありがとうございます!
    しっかし、Appleからの通知は「14日以内に回収キットを返送して下さい」なのに、ヤマト運輸が回収に来てその場で梱包、持って行っちゃうというのはどうなんでしょうね。アクセサリ類も結局いらない、とかそういう情報をきっちり書いてきて欲しかったです。

    1. 返信が遅くなり、大変失礼いたします。
      今年、22年も同じ方法なのですね!ありがたい情報共有です。早速に、こちらも更新をさせていただきます!!
      本当に、全く情報がなく、ただただAppleに電話すると言う事しか方法がなく。
      いろいろと「うーん??」と思う部分はあり、また同じ様に感じていただけていた事、
      少しでもお役にたてたみたいで、嬉しいです。ありがとうございます!!

  3. tsurutsuru より:

    大変参考になりました。
    梱包とかしないといけないかと考えていましたので・・・
    ありがとうございます。

    1. よかったです!!参考にしていただけて、ありがとうございます!
      コメント励みになります!

  4. gt より:

    貴重な情報、ありがとうございます。
    2022 8/1現在、変更なしと確認いたしました。
    ご報告まで。

    1. gtさま
      こちらこそ、貴重な情報共有をありがとうございます!
      お役にたてて幸いです!

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