椎骨動脈解離という病気になりました

寝違えたかな。。。で始まった恐怖の3週間

普段からずっとMacと向き合ったり、車の運転が長かったりと、一日中同じ姿勢で過ごす事が多い私です。
発症の年代的にも、同業の方にはぜひ注意してほしいと思いブログを書きました。
ちなみに私は低血圧・40代半ばの女性です。

椎骨動脈とは、首の骨にそって左右に一本ずつある動脈で、脳の後頭部側に主に栄養しているそうです。
動脈解離とは、3層構造になった動脈(血管)の一番内側の層が裂けてしまった状態を言います。
裂けた血管の壁がその動脈を塞いでしまったり、裂けてできた空洞に血液が流れ込み動脈瘤になったりということが起こります。
また、その動脈瘤が血管の外側に向かって膨らみさらなる衝撃や血圧で破れると、くも膜下出血。
動脈瘤の中の血液が固まると脳血栓。さらにその血栓が脳の方へ移動してどこかの血管を塞ぐと脳梗塞。。。
すぐに命に関わりえる二次障害が起こる可能性。。私は幸い、後の検査で出血、動脈瘤ともに見つかりませんでした。
これも厳密には、発症から3週間近く経過していたため、自然治癒を含めて分かりませんが^^;
(初見の先生の見解では瘤らしきものもあり、次の先生の見解では小さな梗塞が複数あっただろうとの事でした)

ただの寝違えかな?という首の違和感症状で始まったはずが
日に日に酷くなる頭痛、うなじから頭頂にかけて電気が走るような不快感、口が開きにくい、飲み込みがしにくい
右足先のわずかなしびれ、トイレのたびに気分が悪くなるほどの頭部脈動感と痛み。。。
という症状を経て、幸いにも自宅にいながらも10日目ごろから軽快に向かいましたが、
私がここで知ってほしいのは、救急車を呼ぶタイミングです。
この間に平日の連休や週末含む4連休、そもそも病院に行けないほどの体調悪化もあり、
その合間を縫う形で大学病院の受付で指示を受け、整形外科。近くの整骨院、再び大学病院の皮膚科、内科、
やっと脳神経外科で診断してもらった時は、すでに発症から14日目でした;


明日には病院が開くから。
明日は整骨院を予約しているから。
普段から頭痛などが頻繁に起こるわけでも、異常な肩こりを自覚していたわけではないので
程度がわからず整形外科でもらった鎮痛剤を飲んで自宅で我慢したり、隙間に予定をこなしたりしていました。
お医者さんからも、どのタイミングでくも膜下出血や、致命的な脳梗塞などが起こっても不思議でなかった
と聞かされたので、私なりに感じた気をつけるポイントや、我慢しないで救急車を呼ぶタイミングをお伝えします。

外傷性の脳血管障害

40代の私にとって、自分に課せられた診断名はかなりのパワーワードでした;;
首を鳴らす癖のある人や、首への負担が多い40代の男性が最も発症率が高い、脳血管障害だそうで、
とても珍しい診断名だそうです。
(調べたところ、『椎骨動脈解離』のみで診断される事が珍しい、とは
 →何らかの命に関わる『脳卒中』の起因として発見される事が圧倒的に多い・・・という事の様です)
最近では子供の頃からスマホを持ち、ストレートネックも多いのでもっと早く発症する人も増えるかもしれません。

私の場合、原因が定かではありませんが、ほとんどの人が強い衝撃など 発症の原因を自覚されているそうです。
なので、タイミングの一つとしては強い衝撃→立っていられないほどの頭痛→救急車を呼ぶタイミングだと思います。
当然ですが、すぐに安全な場所に移動の上、首や頭を動かさないということが重要です。

電気が走るような頭痛

これも、今までに経験のないような痛みで、私の場合特に下を向いた時に症状が激しくなりました。
原因の動作により、どの方向で症状が強くなるのかは違うんだと思います。
右目から後頭部にかけて、矢で貫かれるように直線的な痛みも走りました。
これも、人により違いはあるかもしれませんが、参考に記します。
私の場合、デザインの仕事で常に画面を見ているため、ひどい眼精疲労からくる肩こり頭痛ではないかと
思っていたので、すぐに病院に行くことができませんでした。
ここも、自力で動けるなら大きな病院で検査してもらうべきポイントだったと思います。

呑気に毎晩足にお灸を据え、首にアンメルツを頻繁に塗っても改善がないので不思議に思っていました。

わずかな腹圧で気分が悪くなるほど頭に脈動を感じる頭痛

立ち上がったり座っているとかなり辛いので、仰向けに寝るしかない状態になっていた3日目あたりから
トイレに行くとわずかな腹圧で頭にズキンズキンと激しい痛みを感じるようになりました。
後で分かった事ですが、血管が塞がりかけているため、体がそれを感知して血圧を上げて血流を促そうと
していたのだそうです。なので、高血圧の経験のない私には理解できませんでしたがこの頃は
かなり危険な状態だったのではないかと思います。動けなくなった時は救急車を呼ぶタイミングであったと思います。

口が開かない、舌が思うように動かない

口があきにくい舌が動かない→文章にすると明らかにヤバいですが、この状態でキッチンに立ち、
家族の夕飯を作っていました^^;作ったご飯が飲み込めないという嚥下障害も;;
普通はこの段階で家族が救急車を呼ぶ、という事になる事がほとんどだという事ですが
私も家族も、相当に我慢強かったようですw
嚥下障害は、発症からひと月たった今もわずかに残っている感じがします。

どうにもこうにも、手足に全く異変はないのに(これも幸運だったと医師から何度も言われました)
首から上だけに強い症状が出続け、お灸や整骨院の施術が一向に効いている感じがないので、
諦めて再度、大学病院で検査を受ける決意をするも
残念ながらオリンピックイヤーの4連休に入ってしまいます。
すぐに救急車を呼ぶという状況は、幸い脱していたのですが、
妙な胸騒ぎがあり整骨院の予約はキャンセルしました。(これも後ほど書きますが幸運でした)
ここから4日間、予定もこなしながら基本安静にしていました。

MRI検査で簡単にわかる!

実は前月に得体のわからない毒虫に刺されたので、もしや感染症?とも疑っていたので
大学病院でも皮膚科、内科、脳神経外科、その結果で耳鼻科にも回る予定でしたが
皮膚科の後の脳神経外科でMRI撮影の結果、診察室から医師が自ら私の横に座られ
突然の命に関わる深刻な告知でした。椎骨動脈の解離。聞いた事もないので、すぐ忘れました。
ここでは治療できない可能性が高く、命に関わるので、
このまま広域の救急車で脳外科の専門病院に搬送するという事でした。
病院まで車を運転して軽装できた私には青天の霹靂でした。
「救急車が来る前に、仕事の道具だけ取りに帰っていいですか」という私の問いに、
先生も「死ぬよ・・・」と呆れておられました^^;
こういうワーカーホリックは、さらに要注意です。すぐに救急車を呼ばねばなりません。

危険なのは血圧の異常な上昇

救急車で有無を言わさず運ばれた専門病院の処置室で、すぐに始まったのは血圧を下げる点滴でした。
周りから聞こえてくるのは「なかなか(血圧が)下がらない」という会話。
すぐに集中治療室に運ばれ、24時間のバイタルコントロール&監視が7日間。
CT、カテーテルで造影剤による脳血管の造影検査。(←これキツかった;)
初診の大学病院でみつかった動脈瘤の形跡も見当たらないので一般病棟に移り
9日間の入院生活は終わり自宅での療養となりました。

椎骨動脈解離の治療にはいくつかの方法があるそうで、私が入院前に提案されたのは
*このまま自然治癒にかける(解離の自然治癒率は17〜19%と聞きました)
*塞がりかかった血管を手術で本気で塞いでしまう
*動脈瘤とか脳梗塞が見つかったらそっちのが治療対象になる
みたいな話で(多分)、発症から2週間くらい経ってそうだけど進行もないから放置w
という選択肢でした。(精密な検査結果の上の主治医の判断ですw)

日々の生活で注意する事

こうなってしまったら、もう日常生活で再発しない様に気をつけるしかありません。

休みたい時に休むウチの犬。見習いたい。

*水分の摂取
 退院後、2〜3日過ぎたあたりからまた頭痛が起こる様になりました。
入院中は点滴に加え、定期的に「水分摂ってください」と促され、普段の倍以上の水分を摂っていたと思います。
気をつけて水分を摂ると、頭痛も軽快しました。脳卒中は冬のイメージですが、夏も脱水により増えるそうです。

*首への負担を減らす
 自営業で年中無休状態だった仕事はある程度セーブしないといけないと思いました。疲れたら休む。
筋肉をゆるめる、過度なストレッチはしない、整体・整骨は控える。
発症の原因として「接骨院や整体」施術後に、ということも多いと聞きました。
首の骨が鳴る様な動きも椎骨動脈解離を誘発するそうです。
ラグビーや格闘技もやめて下さいと言われました(笑)しません。

*血圧管理
 普段から低血圧と思っていましたが、病院では3時間毎の血圧測定。血圧と体調の関連がよくわかりました。
通常の変化を知るために血圧計を購入し、毎日記録しています。(やはり低血圧^^;)

*脳血管障害の兆候があれば、迷いなく救急車を呼ぶ!
 いつもと違う頭痛、異常な血圧上昇、体のどこかに麻痺が起こる、意識障害
当たり前なんですが、頭痛を伴う症状に猶予はありません。
現在は、適切な病院で適切な処置をすれば助かる事が多いので迷わず救急車を呼んでくださいと指導を受けました。
発症から4.5時間以内に処置をする事が重要だそうです。が、病院選定、検査や診断にも時間がかかりますので
一刻も早く救急車を呼ぶ事が大事ですね。

どなたかの参考になれば幸いです。

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